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WiLL Vi (ウィル ブイアイ)とは、トヨタ自動車のWiLLブランド第1弾として2000年1月に登場し、2001年12月まで生産していた乗用車である。 WiLLブランドとしての製品であるため、TOYOTAのロゴやエンブレムは冠していない。 == 機構・スタイル == ヴィッツのプラットフォームを元にした4ドアセダンであるが、かぼちゃの馬車をモチーフとしたスタイリングを特徴とする。特にリヤウインドウは初代マツダ・キャロルを彷彿とさせるクリフカットと呼ばれる、切り落とされ、伏角のついた形となっている(このため、後部のドアを開けたり、乗り込んだりする際に頭を打つ危険があるので注意が必要)。 内装も丸みを持ち、かつ温かみのある色調が特徴で、インパネはフランスパンのイメージである。外板(鉄板)むき出しの内装が社内基準を満たすことが出来なかったため、衝突安全ボディ「GOA」の名称は使用されなかった(ただし、車体設計そのものはGOA基準で作られている)。ノーマルルーフのほかにキャンバストップも用意されていた。 型式のNCP19が表すように、ヴィッツの派生車であり、多くのコンポーネントを共用する。その一方で、ドアミラーにL300型ダイハツ・オプティのドアミラー、サイドウインカーにNA型ユーノスロードスター純正を流用するなど、メーカーの枠を超え、デザイン重視でパーツをセレクトしている。 エンジンはヴィッツの1.3リッター車と同じ2NZ-FE型を採用し、サスペンションもフロントはマクファーソンストラット、リヤがトーションビームである。タイヤ・ホイールも雰囲気を壊さない様、初代プリウスの165/65R15 81Sの細身・大径のものが流用されている(ホイールはプリウスのスタッドレスタイヤ用スチールホイールで、ホイールカバーのみ専用デザインで生物のスカシカシパンに似たデザインを用いている。この15インチスチールホイールおよび165/65R15 81Sラジアルタイヤは後にマイナーチェンジ後のプラッツの1.5リッターモデルにも流用される。これもまたホイールカバーのみ専用デザイン)。ATセレクトレバーはベンチシートとの兼ね合いから、コラムシフトとなっている。なお、4WDの設定はない。 。 クリフカットデザインが自動洗車機の動作に対応しておらず、トラブルが起こるケースもあった。ただし車種選択スイッチがある洗車機に関しては、「リアスポイラー付き1BOX」か「ウイング付きミニバン」等を選択する事によってこのトラブルは解決することが可能であった〔 Response.、2012年10月8日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トヨタ・WiLL Vi」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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